ドイツとワインが好きな私の日常雑記

日常の記録を残したいのにすぐ三日坊主になります。。。

読書記録 「君について行こう」

読み終わって日が経ってしまいましたが、とても感動したので備忘録。

 

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日本で女性初の宇宙飛行士となり、2回宇宙に飛び立った向井千秋さん。

今から20年以上も前のことでしたね。

 

この本は旦那様の向井万起男さんのエッセイをまとめたもの。千秋さんとの出会いから、どのように宇宙飛行士を目指し、どんなご経験をされたのか、千秋さんはどんな人なのかを万起男さんの目線で書かれていて、とーっても面白かったです‼️

 

千秋さんのことをとってもチャーミングに書かれていて、私はすっかり千秋さんのファンになってしまいました😍😍😍 読めばわかりますが、明るくて笑顔で本当に素敵な女性です。

 

宇宙飛行士の訓練の様子や国籍を超えた仲間達との絆、家族の立場からの心情、NASAがどのように宇宙飛行士や家族を支えているかなど、よくよく伝わってきたし、宇宙に出発するまでの日々をカウントダウン形式で綴ってあるので、こちらもドキドキ疑似体験してしまいました❗️

 

 

そして感動して涙がこぼれるシーンも多々ありました😭

特に心に響いたのは、

宇宙に行くことは危険とも隣り合わせなわけで死ぬ可能性も高い。死ぬのが怖いという気持ち、死への覚悟とは、宇宙飛行士の最終試験の時に折り合いをつけた、と告白するシーン。宇宙を目指して死ぬのであれば私は本望だと千秋さんが言ったところで、とにかく心を打たれました😭

(今手元日本がないので原文ままではないです、でもそのような内容でした。)

 

あと、万起男さんが気付いた千秋さんの思い、千秋さんは宇宙に行ければそれで良い、と思っていたのではなく、宇宙での数多くの実験をして自分の任務を果たしたい、と思っていたことに万起男さんが気付いたシーン。

千秋さんは日本人女性初ということでものすごく注目されていても、自分が女性だからということで何かを大目に見られるのではなく、一技術者として仕事を果たそうという強い思いで臨んでいたことも感動感銘したし、そこに気付いた万起男さんがまた千秋さんの良き良き理解者で!本当に良いご夫婦だなあと思いました。

 

とにかくお二人が、当時は新しい形の夫婦関係であっただろうけれど、ホントにホントに素敵だなと思ったし、万起男さんが固定観念にとらわれていそうでありながらものすごく柔軟に千秋さんを応援していたこと、千秋さんの明るさや聡明さや真っ直ぐな思い、お二人がご自分達の夫婦のスタイルをしっかり見つけていることなどもう尊敬の思いでいっぱいです。

 

宇宙飛行についての知識も少し得ることができたのも良かったし、何より、向井千秋さんのような女性を同じ女性として心から尊敬しなおしました。

万起男さんのお人柄がよくわかるコミカルで読みやすい文章のおかげでとても楽しく読むことができました。続編もあるようで、秋の夜長に読みたいと思います。

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